苦手なお客さまと仲良くなる方法

随分以前にお仕事をご一緒させていただいたお客様がいます。

当時は僕の力が及ばず多大なご迷惑をおかけしましたが、なんとか形にして終了させることができました。
そのお客様は、僕の力の低さをもちろん見抜いていて、それでも文句を言わずに二人三脚で一緒になって仕事をやってくださいました。

ただ、僕の力が低いのを分かっているからか、なんとなく口調など下に見られている感じを受けていました。

とにかく電話をしてこられる方で、一日のうち電話での打ち合わせ時間がトータルで3時間にも及ぶ日もありました。
下に見られている(あくまでも主観)荒ぶった口調をされて長時間話していると、ほとほと参ってしまい、もはや電話の呼び鈴が鳴るだけでビクつくパブロフの犬状態の毎日。

それでも、上記の通りずっと一緒に頑張ってくれて、そして最終的にはその仕事を通して僕自身成長させてもらえたので、本当に感謝をしています。

しかしながら、やはり苦手な部類の方なので関わりを避けて、しばらくの間はそのお客様のお仕事をすることはありませんでした。

そして最近になって、ついにそのお客様のお仕事が回ってきました…

電話で久しぶりに話すと、最初こそ「お久しぶりです。」なんて優しく言ってくださいましたが、お仕事の話をするとなると相変わらずの口調に。
それに圧倒されて、うまくお仕事の話ができず、後日資料をお送りいただいて改めて打ち合わせすることになり、若干尻すぼみな状態でお電話を終えました。

あぁ…やっぱりダメだ…久しぶりだからかやられた…

…いや、昔の僕じゃあない。

あの時と比べて力もついて、知識もあるんだ。

なにか質問されても、落ち着いていれば即答できるはず。

後日、お客様に資料をお送りいただいて、こちらからお電話して打ち合わせをすることになりました。

今は力がついているからか、お客様のお話している内容について全てクリアに頭に入り、むしろ指摘すらもさせていただきました。
ついでに「こうした方がいいのでは?」といった提案まで。
するとお客様も嬉しそうなリアクションをされ、お仕事の話としていい感じで締めくくることができました。
自分自身としても、お客様の求める結果を網羅しつつ進めやすいやり方をお伝えできて、いい事ずくめでした。

お客様はお仕事を依頼してきているわけなので、それに対してちゃんと応えたなら、どんなお客様とでも仲良くなれるはずです。
いわゆるプロフェッショナルとして真摯に対応すること。
シンプルなんですよね。

ただ、やはりお客様の期待に応えるためには、きちっと力をつけておくことが大切なんだということを改めて感じました。

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