700MHz利用推進協会は怪しくなかった

先日、一般社団法人700MHz(700メガヘルツ)利用推進協会なるところから不在票が入っていました。
しかもよく見ると「2回目」。
どうやら家の人が「1回目」は怪しい団体だと思って、不在票自体を捨てていたようです。

700MHz利用推進協会不在票

700MHz利用推進協会を調べてみました

700MHz利用推進協会でググってみると、こちらのページがヒットしました。
そして、サイト内にこのように書かれていました。

一般社団法人700MHz利用推進協会は、総務省から700MHz帯の周波数の認定を受けた携帯電話事業者(株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社及びソフトバンク株式会社の4社)が、700MHz帯の周波数を使用した移動通信サービスを早期に提供できるよう、 事業を一元的かつ円滑に推進する為に設立した団体です。

総務省にも案内(総務省|700MHz帯の周波数再編と地デジテレビブースター対策について)が掲載されてますし、怪しい団体ではなさそうであると判断しました。

700MHzテレビ受信障害対策コールセンターに電話しました

21時頃と遅い時間でしたが、不在票に記載されているコールセンターの受付時間内だったので、フリーダイヤルに電話してみました。
機械音声の案内に続き、すぐにオペレーターの方が出られて対応くださいました。
端的に言って、携帯で新たな電波帯域(700MHz)を使用するにあたって、地デジの映りが悪くなる恐れがあるので、それに対する工事であるとのこと。

  • この工事について一切の料金はかからない
  • 作業員は身分証を持っているので確認してほしい

これらをしきりに言われていて、昨今ニュースを賑わしているような詐欺ではないことを主張していらっしゃるようでした。

最近、とあるチャンネルの映りが良くないので、ついでにそのことを聞いてみたところ、今回の電波の発射はまだ先で、僕の住んでいる地域での電波のテスト発射自体もまだということなので、この度の件との関連性がないので電気屋さんに聞いてください、とのことでした。

説明を聞いたところ工事をしない理由がないので、対象地域の作業員の方より工事日程について日時を指定して改めて連絡していただくことになりました。

作業員の方より電話がありました

指定させていただいた日時に、作業員の方より電話がありました。

  • この工事について一切の料金はかからない
  • 作業員は身分証を持っているので確認してほしい
  • 万が一後から請求等あるならば警察に届け出てほしい

コールセンターの方と同様に、作業員の方もこれらをしきりにおっしゃっていました。
怪しい団体や詐欺だと思われて、電話口の説明ではご納得されない方もおられるかもしれませんね。

平日ではなく、確実に自宅にいる土曜日を指定させていただきましたが、特に問題ないとのことなのでお願いしました。

うちは結局工事はしませんでした

時間通りに作業員の方が二人来られて、一名は室内の簡単なチェック、もう一名は屋根に上がってアンテナのチェック。

そして、屋根に上がった作業員の方が大きな声で「工事の必要なし!新しいやつ付いてる!あれと一緒!あの時のと一緒!工事の必要なし!」と、叫ばれました。

おお、そうか、工事の必要なかったかと、説明を受ける前に理解しました。

改めて室内担当の方から説明を受けると、取り付ける予定だった機器が既に取り付けられているとのこと。
3年ほど前に電気屋さんにBS/CSアンテナ取り付けをお願いした際に、その機器を取り付けてもらったのかもしれません。

結果として、特に何の工事もなく、用紙にサインをするのみで終わりました。
時間にして、トータル30分ほど。
室内外問わず機器の取り付けがなかったので、こういった観点からも怪しい団体ではないことが証明されました。

まとめ

電話口でも面と向かっても質問に丁寧に答えてくださいましたし、きちんと身分証明書のご提示もされました。
身分証明書はその気になればいくらでも偽造できるので、その効果は高くないわけですが、必要に応じてスマホのカメラで写真に撮っておくと良いかもしれません。

また、この団体は工事について一切の費用はかからないと謳っているので、工事の際に変な機械を売りつけてきたり、変な契約書にサインをさせようとしてきたならば、その場で警察に通報した方が良さそうです。

700MHz利用推進協会は怪しい団体ではありませんでした。
ただ、この機会に便乗して同協会を装った詐欺行為や悪徳商法等がある可能性もありますので、不審に思ったならコールセンターに連絡しましょう。

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